買い物中に湧き起こったちょっとした好奇心
スーパーマーケットで買い物をしていた時に、ふとアントニー君の目に留まったのは、売り場に並ぶ食品の、鮮やかでいかにも食べ物らしい色。緑、赤、黄色、オレンジ…つやつやした果物の皮はあまりに鮮やかな光沢を帯びていて、アントニー君にはまるで作りもののように思えました。
インターネットで発表したら世界で評価される研究に
このとき湧き起こった好奇心が、アントニー君をフランスの小さな町の果物売り場から世界の大舞台へと導くことになりました。Google Science Fair 2012です。人が取る選択と行動に色が与える影響に関するプロジェクトで、アントニー君は優勝を果たしました。アントニー君の発見は、「人は、自分がこうあるべきと思っている色をした食品を買う。」でした。
インターネットは「好奇心を深めるのに最適」
アントニー君の研究にインターネットは役立ったのでしょうか。「Googleや電子書籍でたくさん調べ物をしました。他にも、効果的な実験の方法を調べたり、実験結果を他の研究者たちの結果と比較したりできたのも良かったです。こうした情報はすべてWeb上に公開されていて、簡単に調べることができました。実験の結果を比較できたおかげで、この結果は正しいと確認できました。」と語るアントニー君。好奇心さえあれば、インターネットは色んな使い方が出来そうです。