苦しむ人びとの想いを伝えること | インターネットとできること

苦しむ人びとの想いを伝えること

人びとの声を拾って届けるという仕事

ボノロさんの活動は、南アフリカに暮らす、ふだんあまり注目されることのない人びとの声を届けること。講演活動を始めて8年になるボノロさんは、教育、生殖に関する医療、若者の地位向上といった問題に積極的に取り組んできました。

苦しむ人びとを救うために作品を作って訴え続ける

ボノロさんが初めて注目を集めたのは、自作のショートフィルム”Strangers”を発表した時のこと。南アフリカの棄児にスポットを当てた内容で、ボノロさんはまだ12歳でした。14歳になったボノロさんは再び声を上げ、教材の不足している学校に本を寄贈する運動”Beyond Words”を実施し、成功させます。18歳の時には、2010年アフリカ連合首脳会議の開会式で、”Call to Action by Africa’s Youth(今こそ行動を。アフリカの若者たちの呼びかけ)”というタイトルのスピーチを行い、HIV/エイズに苦しむ人びとについて訴えました。

「若者は、変化を起こす力を持っている」

ボノロさんは、「若者たちに、自分にも変化を起こす力があるんだと気づいてもらう必要があります。彼らは未来の政治の担い手であるだけでなく、声さえ上げれば今日の政治を担うことだってできるんです。私のWebキャストとサイトで、そんな声を引き出せたらと思います。」と、これからの活動についての想いを膨らませています。