月に宇宙船を送るという夢
世界中の学校の教室に掲げられている標語に、こんなものがあります。「月を狙おう。たとえ外れても、いずれかの星に着陸できる」。オア君は、自分なら月を狙って月に着陸し、動画や画像等のデータを地球に送信できると言います。少なくとも、彼が籍を置くチームは、そんなことを実現するつもりです。
仲間と一緒に世界の最先端の研究に邁進する
オア君は、イスラエルの科学技術非営利団体、SpaceILに所属する科学者です。SpaceILは、月に無人宇宙船を着陸させる国際コンテストGoogle Lunar-Xに参加しており、インターネットを使って、様々な科学者と連携して研究を進めています。全てが順調に進み、2015年に予定されている着陸が成功すれば、イスラエルはアメリカとソビエト連邦に続き、世界で3番目に月に宇宙船を着陸させた国になります。まさに、胸躍る大望です。
「撃たなかった弾が外れる確率は100パーセント」
科学への情熱を語るオア君の目は、夢みる少年そのものです。そして、リスクを冒して自分のアイデアを押し進めるオア君の心の支えになっているのが、「撃たなかった弾が外れる確率は100パーセント」という格言。自分のアイデアを信じて、とことん追求することは大事です。